テキストを魅力ある予告編に

映画のチラシで、題名や出演者の他に、あらすじ、撮影秘話、各登場人物の見せ場、など、細かく書かれすぎているものと、「それでもスマホを使いますか?」といった意味深なコピーだけが記されたものなら、どちらの方が観に行きたくなるでしょう。後者の方に興味をそそられる人の方が多いと思います。
社員研修におけるテキストや資料にも同じことが言えます。びっしりと文字やグラフで埋め尽くされたテキストを渡されると、「これを各自で読めば良いのでは?」と受ける方は興味を失います。講師の方もテキストをなぞっているだけの作業のようになってしまうでしょう。テキストには、本の目次のように、どういったことを教えるかというポイントだけを書くようにします。研修を受ける方は、映画の予告編のように「何が始まるんだろう」と興味をもって聞いてくれるでしょう。講師もテキストに縛られず、その場の生徒の反応に合わせて柔軟に教えることが出来ます。

全員が参加し考えるような仕組みを

研修を退屈なものにしてしまう主な要因は、その日に講義で教わるおおよその内容が分かってしまうことです。特に技術的な研修などでは、昨日、今日から考えて、その次の日の内容はほぼ予測できてしまいます。これでは、研修を受ける方もそうですが、講師の側も進め方が事務的になり面白くありません。そうならないためには、できるだけ多くの研修生が参加し発言できるような工夫をすることです。たとえば、新入社員研修でビジネスマナーについて教える際も、最初から正解を教えるのではなく、グループに分かれて討論してもらい、順番に意見を発表させてみるなど。全員で考え、その場でしか受けられない研修内容にする。研修生によって発言内容も異なるので、講師もやり甲斐をもって進められます。